0.5秒タイムを速くする

2020年1月4日

あと0.1秒でJOにいける!あと0.5秒でチャレンジレースに届く!子供たちの成長は、親としても本当に嬉しいことです。

タイムを速くするには、さまざまな方法があります。まずは「子供たちが自分でできること」と「親ができること」にわけて考えることです。なんでもやるのではなく、ポイントを絞って取り組むことで、タイムが上がってくるようになります。

最も重要なのは、子供たちのやる気を大切にすること。叱咤激励するという言葉もありますが、親はしばしば見返りを求めてしまうものです。「いま、なにをすべきなのか」について選択と集中し、子供たちに「いま、なにをすべきか」をシンプルに考えられるようにしてあげることが重要です。

タイムを縮めるためにできること

高速水着で泳ぐ

高速水着は手っ取り早くタイムを縮める方法の一つです。各社から毎年のように新型モデルが登場し、年々性能が上がっています。

食事を考える

体の基礎を作るのは日々の食事です。栄養素と量、バランスのとれた食事と摂取タイミングを考えると効果が変わります。

ストレッチとマッサージ

子供たちは毎日の練習で疲労がたまっていることがあります。自分でできるストレッチのほか、マッサージやストレッチをすることで怪我の予防や可動域の向上ができます。

休ませる

体調が悪いときに練習しても、その結果に良いことはありません。怪我をしながら練習するのも、結果にはつながらないでしょう。休むときにしっかりと休ませることは、半年後の大会で良い結果が生まれることになります。

ヒントを得るために短期スイミングスクールに参加

担当コーチが水泳の全てに精通しているわけではありません。小規模スクールのコーチは元選手が多く、自身の経験から的確なアドバイスをもらえるケースがあります。

オリンピアンの水泳教室に参加する

ときどき、メダリストやオリンピアンを招いた水泳教室が開催されていることがあります。日本を代表する現役選手や元選手の話を聞くことで、競泳について深く知ることができます。

トレーニングする

自分の泳ぎに足りないことがあれば、トレーニングすることも重要です。小学生には必要ありませんが、中学生になってからは軽めのトレーニングをはじめてもよいかもしれません。

タイムを縮めるために、やってはいけないこと

ここでは、やらないほうがよいことをまとめていきましょう。

過度なトレーニングや自主練習、負荷の強い筋トレなどはやめよう。

年齢に合わせた練習やトレーニングをしないと、怪我や疲労蓄積につながっていってしまいます。強いトレーニングをするよりも、負荷の少ないトレーニングを毎日やるほうが大切です。小学生のうちは、自重のみのトレーニングで十分ではないでしょうか。

長時間のストレッチはやめよう

筋肉をよく伸ばすためにストレッチを長い時間やるのはやめましょう。1セット30秒程度で行うのがよく、60秒やそれ以上は筋肉が伸びてなかなか戻らなくなってしまいます。伸縮するのが良いところですので、30秒程度のストレッチをいろんな箇所に行って、同じところばかりストレッチしないようにしましょう。

子供に暴言を吐くのはやめよう

大会でもみられる光景ですが、子供に対して厳しい言葉ではなく、人間性を否定するような暴言を吐く親がいます。子供もかわいそうですし、周りも心配になりますので、心穏やかに見守ってあげましょう。反抗期のお子さんにイライラする事もあるかもしれませんが、子供ががんばっているのを見守るのも親の役目です。

タイムが上がらないからといって、安易にスイミングスクールをかえるのはやめよう

難しいところですが、スイミングスクールを移籍して、タイムが出るようになるケースはあまりないように思います。もちろん、絶対によくならないわけではありません。子供たちのタイムも10歳くらいまでは上昇傾向にあり、泳げば自己ベスト!というケースもあります。これが、11〜12歳になってくると、半年や一年くらい自己ベストが出ない選手も出てきます。さらに中学生になると、半年間自己ベストが出ないというケースも普通にあります。

このように「スイミングスクールが悪い」という理由ではなく、なにか別の理由でタイムが上がらないのかもしれません。スクールの変更は、子供にとっても大変な環境変化です。その前にもう少し考えてみるのはいかがでしょうか。

Posted by 管理者